【本の感想】いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。その1

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ベストセラーだという本を買って読んでみました。
その事について、ちょっとお話ししたいと思います。

 サラリーマン生活を30年以上続けていましたが、このたび退職をしまして、いきなり自由な時間がポンとできてしまいました。さて、何をしようかと考えていたときに、たまたまネットで『「ずっとやりたかったこと」をやりなさい』という本に出会いました。
 この表題を見たときに、「ずっとやりたかったこと・・・ワタシあったっけ?」と考えました。歌手になりたい、お花屋さんになりたい、保育園の先生になりたい、、、小さな頃にそういった夢は誰でも持っていたのだと思いますが、思い返してもそれが見当たりません。
 実は私、悲しいかな人生で今までに何かに夢中になった、という記憶がありません。誰かの猛烈なファンになったこともありません。私の若かりし頃にもアイドル歌手がいたし、洋楽を好きになる子もいたし、スポーツに夢中になる子もいました。妹はアイドルに夢中になってそのグッズやCDなどをコレクションしていましたし、漫画本もコレクションしているようです。同じ環境で育ったのですが、私は夢中で何かを追いかけた記憶が全くありません。
 きっと私は周囲に言われるがままに、右に左にと流されていったのか、、、いや、思春期には父や母に反発して、右と言われれば左に、左と言われれば右にと流れていった気がします。とにかく本当にこれが好きでたまらない!と思ったことが記憶にありません。ただ音楽だけは常に私の周囲に普通にあったので、唯一「ずっと好き」と言えるものかもしれません。
 そんな私でしたので、タイトルの「ずっとやりたかったこと」と書いてあるけど、無かった私はどうなるの?この本を読んで何か変わるのかしら。そんなことを考えながら本を購入しました。まぁ、やり甲斐のあるものを探せたらいいな、という期待を持って購入したといった感じです。

いきなり色々な人の体験談に参る

 本を読んでみたら、いきなり「ヘンリーはこう感じた」「カレンはこう言った」「アニーはこれに取り組んだ」という、なんだか私にとっては胡散臭いというか、新興宗教などで人々が体験談を語る小冊子に登場する文書のようで、すぐに読むのが苦痛になってきました。
 ひょっとすると、これを書いた作者が「ジュリア・キャメロン」という方で、登場人物が全て外国人の名前であることから親近感が湧かないことが理由かもしれません。この本を素晴らしいと感じておられる方が多いので、こういうことを言うと、かなり反感を持たれるかもしれないのだけど、私の正直な気持ちとしてそう感じてしまいました。
 ただ、これが12週間のプログラムとなっていて、これを続けることで多くの方が何かを得て、前に進んでおられるのだから、きっと信じて進めることで、私も多くのことを得られるのではないか、そう思っています。
 まだ読み進めて2週目なので、あと10週もあるわけです。この本は、今のところ、毎週プログラムに沿って読み進めていくことで成果を得られるもの、のようなので暫く続けてみようと思っています。

モーニングページ

 このプログラムのまず最初のエクササイズは「モーニングページ」と言うものに取り組む事になっています。本には毎朝起きたらすぐにA4サイズのノート3ページに手書きで書きまくる、何を書くかは自由で、「書くことがない、書くことがない」と延々と書いても良いと本では述べています。
 このエクササイズ、何を書いても構わないが、絶対に人に見せてはならないのです。
 起き抜けに、お題もなくツラツラと書いていかなければならない、これは想像するだけで苦痛だろうなぁと思っていました。
 1日目、早起きをして真っ先に机に向かいました。まずは「書くことが浮かばないだろうな」と言うことを書き始め、、、そしたら出てくるわ出てくるわ、書くことが(笑)箇条書きにあれこれ書いていたら、これから自分が何をやりたいのか、そのためには何をするといいかとか、今書いている机の狭っ苦しくて書きづらいことの愚痴だとか、色々書いてるうちにひらめきました。この机の整理方法を。
 初日から部屋のレイアウト変更の方法を思いつき、見事3ページを書き上げて、そのまま顔も洗わずに部屋の配置換えを始めました。そして書き物やパソコン作業をする上で、私にとってはとてもいい環境を作り上げることができました。思いがけず大収穫です。
 「モーニングページ、侮れないぞ!」このまま暫くは続けていけそうです。

 ちなみに、A4サイズのノートは持ち合わせていなかったので、随分前に買ってあったB5ノートを使いました。後日Youtubeに投稿してあった詳しい方の動画を拝見しましたら、日本では、普通のノートはB5サイズが一般的でA4サイズノートは入手しづらいこと、また英語と違い日本語だから文字数の違いからB5サイズに1ページだけでも構わないと著者に直接伺った、というようなことを言ってましたので、最近は30分と時間を制限してその間に書けるだけ書くようにしています。
 朝一番に机に向かうことは、気持ちの整理整頓にとても良いです。

 次回、その他のエクササイズについて書きたいと思います。

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